星空ライブ。

予報は雨ではなかったのに、むしろ昼からは晴れの予報だったのに着いたときには曇り空。風も冷たく屋台の「冷麺」の文字にさえ震える気候。うどんの湯気に思いを馳せながらトイレに並び、ただひたすら寒くて震えながら「湯船に浸かりたい…!」「おみそ汁飲みたい…!」「うどんが食べたい…!」なんて思いながら参加したライブ。こんなに寒くて寒くて辛かったライブも多分この先ないような気がします。カイロでさえあたたかいと思えなかった。

でも…振り返ってみるととてもやさしくてほっこり心があたたかくなったライブだったなぁというのが一番の感想です。その時は寒さに耐えるのが辛くて本当に辛かったけど、あとからじわじわと心があったかくなる…そんなライブ。あの日あの場所にいることが出来た奇跡に心から感謝をして、その奇跡を生んでくださった縁ある方々に心からの「ありがとう」を送りながらわたしなりの感想を。



席は一番後ろでした。前の人に隠れて見えないと言うことは全くなかったけれど、遠すぎてつよしさんの服装とか髪型とか勿論表情も全く分かりませんでした。なので出てきたときは本人だとは思わず、周りの方々も「あれ本人!?」と口々に言ってたのが面白かったw本人だと気付くとみなさまオペラグラスで野鳥の会。……わたし、つよしさんライブになるとオペラグラスという発想にならなくて持って行ってなかったのです。正直に言うと、ちょこっとくらいお顔を拝みたかったかな。勿論声を聴けるだけで十分うれしかったんだけど、人間は欲深い生き物だからね!

  • 時空
    • つよしさんがぽろぽろとピアノを弾いていました。バックにはお正月に展示された時空があった。
    • 後ろ過ぎたからか分からないけど、結構お連れの方と喋ってる方が多くてちょっと気になりました。寒すぎたから仕方ないと言われたら仕方ないのかも知れないけど。でもそんな声なんて聞こえてないのかな?と思うくらいにピアノを真剣に弾くつよしさんの姿がとても綺麗でした。なんて言うんだろうな。ピアノと共につよしさんの想いが伝わってきたというか。
    • そんな話し声もいつの間にか消えて、つよしさんの真面目なお話をじっと聞いているみなさま。それに気付いたときはすごい!と思いました。
  • Love is the key
    • イントロで分かったのでうれしかった!好きなんです。
  • メンバー紹介
    • 超豪華!!!!と思ってテンション上がったw
    • 豪太さん、建さん、師匠、十川さん、スティーブ。
    • ちょいちょい面白紹介をしてました。
  • 「これだけの人が集まってくれるとは思わなかった。」「奈良人の僕でも心が折れそうな場所」と紹介してましたけど、うちの県から大阪に出るのとそう変わらないから「折れる心もないわ!」と思ったわたしw
  • 「来てくれた人もたくさんいるけど、来られなかった人もたくさんいる。でもちゃんと空は繋がっている」と言っていたつよしさん。ちゃんとそう言うのを分かっていて口にしてくれるのはうれしい。
  • 歴史
    • 好き!
    • ってこんな感想ばかりですみません。ほんっとに寒くて細かく覚えてないんです><
  • 空が泣くから
    • いやー!やーめーてー!空は泣かないでぇー!と思ってしまいましたw
    • でも、「雷は光らせてくださいとお願いしました」ってつよしさんが。雷くらいなら良いよ。雨はだめー!
    • でも、奈良の空の下で聴けたのはうれしいな。
    • この歌だったと思うけど、それまでずっと雲が空を支配していたのに、気付けば星が空を飾っていました。
    • それに気付いたときはかなり感動。すごい。こんなことってあるんだ…。
    • そして客席から見て左側に一つだけすごく強く輝く星があって。普段はきんきとソロはあまり繋げて考えたりはしないんだけど、なんとなく、「あぁ…こーちゃんが見守ってくれてるみたいだな…」とそんなことを思いました。SHOCKの千秋楽につよしさんが手紙を渡したような、そんな感じでこーちゃんもつよしさんのソロを見てくれてるんだって。
  • ソメイヨシノ
    • 照明がピンクで綺麗だった。ちょいちょいステージを見ずに照明を楽しむんですよね。
  • 空〜美しい我の空
    • ♪今日も何かを〜♪からスタート。
    • ♪幾つもの 帰らない 青い詩 なぞった♪を♪赤い詩♪と変えて歌ってました。
    • 何故赤なんだろう。血の赤。生きてるって赤なのかな。そっちの赤なのかな。
    • この歌だけじゃないけど、ちょっと声が掠れてるかな?と思うところがありました。
  • 春涙
    • ほんっとに「奈良ならではのセトリ」だなーと思った。
    • やさしいやさしい。
  • 「辛いときに明るい歌を聴くよりも、痛かったり胸に突き刺さる歌の方が癒される」そう。
    • わたしも全く同じです。なんか、無理に「ほら!大丈夫だよ!」と手を引っ張られているように思えて余計に辛くなるんですよね。
  • PINK
    • 実はこのセトリの中で一番心に残った歌。
    • 一番離れていた頃に出したアルバムの中の歌。そのアルバムを聴いても一番良いなと思ったのは違う歌だった。でも、直接つよしさんから伝えてもらったPINKはわたしの心に居座りました。ライブが終わってからずっと頭で流れています。
    • 12、3歳で奈良から東京に出てきて、とても辛くて辛くて、辛くて仕方がなかったときに空を見ると、奈良で見ていた大好きなピンク色の空がそこにあった。それに気付いて涙が止まらなかったと話してくれました。
    • 自分でも好きで、久々に聴いてみたとも言ってた。
  • Say Anything
    • この歌も特別とか大切と紹介していた気がします。
    • わたしは特別に好きとかではなかったけど、この日は「とてもいいな…」と思いながら聴いていました。
  • 音楽を終わらせよう
    • ぱーぷるのライブで即興で歌詞を変えて歌ってた歌なんですけど〜の前振りアリ。
    • Love is the key以来の手拍子曲!寒かったからいつもより余計に手拍子をしておきましたw
    • 最後の方で♪さぁ手を繋ごう♪と何度も何度も歌うつよしさんにみんながだんだんと手を空に向けたりして、ホントに繋いでいる感じでした。
    • それが…みんなが一つになったという気がして楽しかった!
  • 一曲一曲歌い終わるごとに「ありがとうございました。」と言い、近くに住んでいらっしゃる方やスタッフさん、そしてみんなにもありがとうと感謝の言葉を何度も口にしていました。
  • 「多分もうちょっとつよしの話聞きたい。でも寒いっ!!という寒さと闘ってる思うのでw」というつよしさん。
    • …ごめんね、ごめんね、でもめっっっちゃ寒いんだよね。つよしさんも寒いよね!と思っていたわたしw
  • この日は真面目なお話をすることが多かったんだけど、ちょいちょい面白話もあり。
    • 古代の人はオールヌードだった。それから「ちょっと葉っぱで隠したら紳士的じゃない?」ということになり、すると誰かが布で纏い始め、「え、どんなに巻いたらいいの?」ということで現代に至る。とw
    • それから「それまで何もおかしいと思ってなかったことが、1人がおかしいと気付いた途端にみんながおかしいと思い始める」と。
  • 政治の話もしてました。
    • みんなでよってたかって人をいじめていると。子供が「大人になったら人をいじめていいんや!」って思ってしまうんじゃないかと。
    • もっと自分を信じていこう。という話もあり。
  • 最後は「アイドルはキラキラ輝くという意味もあるけど、偶像という意味もある」「本気で日本を変えていこうと思っている」と言ってました。


最後の最後には「家まで送ってー!」「いや、そんなサービスやってないんでw」「あっためてー!」「なんか今一瞬で安っぽくなりましたねw一応世界遺産劇場なんでw」というファンのやりとりもあり、男性ファンに手を挙げさせたり、「赤いスニーカーを履いてきている人が結構いて面白いですw」といういつものまったりトークのあとに「これからもこういうまったりとやっていきたいと思ってるんです」というつよしさん。わたしもそれには大賛成です!
薬師寺の時は「あぁ…つよしは昔から何も変わってなかったんだな。言いたいことはずっと同じだったんだな。」と感じて、目を潤ませながらオリカラを聴いていました。盛り上がる曲もガンガンあったし、なんていうか…色々名義を変えてやってきたそれらが「どうもとつよし」に統合された、何かそんな気がしました。でも今回はそんなつよしさんがまったりと、やさしく、自分の想いを投げかける…そんなライブだったかなと感じています。
最後にちょっと長いお話があり、右端左端真ん中と挨拶をして回るつよしさん。それは拍手と共にだったんだけど、つよしさんがステージから降りてからその拍手の音が大きくなり、ライブが終了したサインのようなものになりました。そこでわたしはとても感動しました。寒かったのもあると思うけど、つよしさんとファンが同じタイミングでライブを終わらせたというのが良いなって思いました。思いが同じなんだなーと。アンコールはなかったけど、あれがつよしさんにとってもそうだし、ファンにとってもあれが全てだったんだなと思います。


なんか全然まとまってないし、書きながら「何か違うなー」とも思うんですが、わたしの感想は以上です。また何かあったら書くかも知れないけど、ここまで読んで下さった方、どうもありがとうございました。