今起こっていることについて色々書き留めておきたいと思いながらも何を書けばいいのか分からなくてずっとハイクにいました。



わたしの住んでいる和歌山は11日の揺れすら感じなかったのに大津波警報により高速の通行止めとJRが使えなくなりました。仕事中はPCもTVもないので状況が全く分からなくて、そこまですごいとは思ってなかった。仕事帰りにちょっと友達と和歌山市内に遊びに行く予定だったのも「大丈夫やろー」とのんきに出掛けたら渋滞に巻き込まれて「あれ?高速が通行止めになったらやっぱり道が混むなー」くらいにしか思ってなかった。そして状況を把握したのは帰宅した0時すぎでした。テレビで見る映像は本当に起こったことなのかも信じられないくらいのもので、しかもその被害が東北だけではなく関東でも地震があったの?津波が来たのはどこ?一番大きな被害があったのはどこ…?と状況を飲み込むのに時間がかかりました。未だに把握出来てない。
12日の夕方には高速は使えるようになったし、13日にはJRも動きました。なので、被害という被害は全くなし。ただ、和歌山は高速も主要道路は海の近くを走っているため津波が来たら怖い…と思った。このまま通行止めが続いたらどうなるんだろう…とも思った。でも被災地ではこの不安、もっと強い不安を今までもこれからも感じなければならないんだろうと思ったら気が遠くなった。
翌日も地震が続いて、それから物資が品薄になったり停電になったりそれの影響で電車が動いてないとかもう色々どこで何が起こっているのかちゃんと把握出来ている人っているんだろうか…というほどの状況だと思います。昨夜は昨夜で静岡で大きな地震があって。

それなのにこっちは全く揺れないんです。同じ日本であれだけ大きな被害を受けているところがあるのにこっちは驚くほど前と変わらない日常を過ごせています。それがまたもどかしいというか…やるせない気持ちになる。違うのは新聞やTVの内容くらい。ただでさえ地震が続いているのに停電までしなきゃならない関東地方のことを思うと、そこをすっ飛ばしてこちらから電気を送れないものか…地震を少しこちらに分けられないものか…と出来もしないことまで考えてしまいます。(普段「辛さを代わってあげたい」というような考えは好きではないんだけど、そう思ってしまうくらいです。代わってあげたいと言うよりは負担を軽くしてあげたい…かな。)


阪神淡路大震災の時、わたしは中学一年生でした。その頃は一度寝ると朝まで起きない!寝ている間に起こったことは知らない!と言うくらいぐっすり寝る子だったのであの地震を知りませんでした。朝、学校に行って「すごい地震だったなー!」と友達に言われて知りました。朝、家族とはそんな話はしなかったけど家族も知ってて「あれは怖かった」と言ってたんです。それにくわえて中学一年生の頃は学校で授業後に部活、帰宅後ご飯食べてすぐ塾、帰ってくると10時過ぎてるから就寝。と言う生活を週4くらいでしていたのでTVもあんまり覚えてない。なので今回の地震はわたしにとって初めての大きな地震です。だから、今のこの状況をしっかりと見たい。と、土日はTVをずっと見ていたんだけど、被災者じゃなくてもTVを見ているだけでPTSDになったりするから感受性の強い方は注意をというのを目にして控えめにしてみました。でも、毎日仕事をしながら地震のことを津波の被害を思うとちょっと涙が出ます。泣きながら仕事してます。気付かれないように。


そんな中、わたしができることは出来ることをする!です。きっと今は自粛ムードだと思うんです。でも、全て自粛してしまうと日本の経済が悪くなってしまう。お金が回らなくなってしまう。そうなると被災地が落ち着いて来たときに安心して暮らせる世の中じゃなくなってるかもしれない…。もちろん配慮は必要ですよ。配慮した上で明るく笑顔で過ごしたいと思ってます。直接助けられる人は助けたらいい。でもそうじゃない人は間接的にでも力になれると思う。募金だってそうだし。この件で旅行会社もかなりの損害を受けたと思う。その人たちだって生きて行かなきゃならないから、キャンセル料だってその人たちの生きる力になるんだって思うことにしました。キャンセル料を募金に回す…って考えもいいとは思ったけど、旅行会社も地震の影響を受けたと言っても間違いではないと思うから。


とりあえず今は生きることを頑張って欲しい。ただ、素直にシンプルにエールを送りたい。わたしは被災者の方々が安心して日常を過ごせるよう日本を支えていきたいと思う。