0とか1とか。

つよしさんのラジオは聴けない地域に住んでますが、最近になってやっと聴ける術を知りまして、聴けるときは聴いてます。先週はかぎあなさんの調子が悪かったようで聴けなかったんですが、今週は聴けた!そしてその話の内容が興味深いものだったのでちょっとメモります。自分用。

みんな+1とか+2とかマイナスの話ばかりしたがる。生まれた場所が0。育った場所や死んでいく場所じゃなくて生まれた場所が0。
自分にとっては東京が1かもしれない。でも0はもう作り出せない。
今、自分は0の音楽を作ろうとしている。

 

東京で仕事をしているというリスナーさんが【福井の実家に帰って家族と一緒に暮らしたいけど、帰っても仕事がないからと家族に言われている。帰りたいけど…どうしたらいいか。】というメールに対して言った言葉が上のものです。一度しか聴いてないので全く同じじゃないんですけども。
何かこの部分は耳を澄まして聴いてました。つよしさんが最近よく言ってる「戻ることが未来」に繋がってるんだなぁとしみじみ。

「福井に帰りたいと思ってたけどイギリスに興味が出てきた…ならば行っておいでと言うけど、それとこれとは違う。」「ちゃんと理由があるなら、0の場所なんだから帰っても良いと思う。」「年齢から考えても家族のことを心配してるんやろな。生きてるなら色々出来るけど、亡くなったら何も出来ないから…。」みたいなことも言ってました。


わたしの場合は母方の祖父だけがハタチになる前まで生きてくれてたんですが、他の祖父祖母は覚えてないし、生まれる前に亡くなっていて。母方の祖父が亡くなったときは「もっと顔を見せてあげれば良かった…!」としばらく後悔ばっかりでした。でもそれを友達に話してしまった時に「かのんちゃんにそう思ってもらえるおじいさんはしあわせだね!」って言ってもらえて…。それでかなり救われました。…って話がそれた(笑)



今回のラジオは「言葉にならない思いってあるんだな…!」と痛感しています。感じたことはちゃんとあるのにそれが言葉にならない。もどかしいー!!(笑)わたしはつよしさんの話す言葉全てをうんうんと頷くファンではないんですが、「戻ることが未来」というお話にはなんとなく…ふわっと共感しているのです。なので、生まれた場所が0なんだし、ちゃんとした帰りたいという理由があるのなら帰ったら良いと思うという意見にはなんか頷いてしまってました。そりゃあまあ現実的に考えたら仕事が見つかるか分からないけど。でも…なんていったらいいんだろう…。何かを求めるために行くんじゃないから、新しい場所で何かを…というわけじゃないから、原点に戻るというか…それならいいんじゃないか…とか。うーむ。


…やっぱりこの心にある思いを言葉にするのは難しいです。これを聴き直せばちゃんと言葉にまとめられるのかな…とは思うんだけど、一番最初に聴いたときのこの思いって結構重要な気もして。聴き直せば聴き直すほど違ってきたり、人の意見を聞くほどそっちの意見に揺らいでしまうみたいな…。益々訳が分からなくなってきてますね。この辺で止めておきます(笑)


とりあえず、ヨーロッパで出したNIPPONはマスタリングを変えたということと、「一緒に住んでなくても想う気持ちがあれば優しく生きられる。自分の心で考えれば答えは見つかる。」ということです。端折りすぎですみませんw